オーストリアの首都ウィーン、音楽の都ウィーン、世界で最も住みやすい都市ウィーン、そんなウィーンにいつか行ってみたい。行ってみることが出来なくても、ウィーンを感じられるものはないかしら?最近は「世界街歩き」とか「世界ふしぎ発見」とかそういう番組もあるけれど、ウィーンを舞台にした映画なんていいんじゃないかしら・・・と思い、早速調べてみました。
- 第三の男 ( The Thired Man )1949年 フィルム・ノワール、サスペンス
- サウンド・オブ・ミュージック( The Sound of Music )1965年 ミュージカル、ロマンス
- ザッハトルテ ( Sachertorte ) 2022年 ロマンス、コメディ
- 恋人までの距離( Before Sunrise) 1995年 ロマンス
- アマデウス (Amadeus ) 1984年 ドラマ、ミュージカル
- 愛の嵐 ( The night Porter ) 1974年 ドラマ
- クリムト ( Klimt ) 2006年 ドラマ
- 男はつらいよ 寅次郎 心の旅路 1989年 コメディ
- 黄金のアデーレ 名画の帰還 ( Woman in Gold ) 2015年 ドラマ、歴史
- のだめカンタービレ映画最終楽章 2009年 ドラマ
他にもまだまだあると思いますが、以上の作品のなかからいくつかご紹介していきますね。
第三の男(原題:The Third Man)
監督:キャロル・リード、脚本:グレアム・グリーン
音楽:アントン・カラス、
出演者:オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ他
制作年:1949年
上映時間:1時間44分
ジャンル:フィルム・ノワール、サスペンス
★あらすじ★
第二次大戦終戦直後、米英仏ソの4か国分割統治下のウィーン。この街に友人から仕事の誘いを受けて、一人の売れないアメリカ人小説家ホーリー・マーチン(ジョゼフ・コットン)がやってきた。しかし、友人は事故で亡くなってしまっていた。事故について疑問をもったマーチンは真相を知るために奔走する。
映画がはじまるなり、耳なじみのある曲が。あれ?この曲知ってる。なんでだ?
映画の始まりと共に、そして最後まで私たちのお供をしてくれるのは、かの有名なエビスビールのCM曲。JR恵比寿駅ホームでも流れますね。「たーららーんたらったらーん♪ちゃちゃーん♪」、もうお分かりですね。使われている楽器は、オーストリア・ドイツ・スイスなどのチロル地方の弦楽器チターだそうです。余談ですが、チターはオーストリア皇后となったエリザベートもこよなく愛していた楽器だとか。素敵な音色です。
オーソン・ウェルズもなんか聞いたことある名前なのよね。
オーソン・ウェルズは某英語教材で有名でしたね。今は英語教材も巷にあふれかえっていますが、私が若い頃は電車の広告や、雑誌の広告でも良く見かけてかなり有名でした。「家出の〇〇〇」とか「〇〇の達人」とか。もちろん私もこれを使って勉強しました。
話を戻しまして、私はサスペンス物はあまり好きではないのですが、「第三の男」はかなりはまりました。すごくハラハラドキドキする映画です。今のサスペンス物はこれが出発点なのかしら…と思うほど撮影技法が古いのに新しい。おすすめの映画です。
映画を見たら、いつかロケ地巡りをしてみたいですね。印象的なロケ地について調べてみました。
プラーター公園の観覧車(Prator )
中央墓地(Zentralfriedhof )
ホテル ザッハー ( Hotel Sacher )
大ヒット映画なので、ロケ地巡りツアーがあります。ウィーンを訪れた際は参加してみたいですね。
サウンド・オブ・ミュージック(原題:The Sound of Music)
監督:ロバート・ワイズ
音楽:リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世
出演者:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー
公開:1965年
上映時間:174分
ジャンル:ミュージカル、ロマンス
★あらすじ★
舞台はオーストリアのザルツブルグ。修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は修道院長の命により、母親を亡くした7人の子供達の家庭教師として派遣される。マリアとトラップ一家の音楽が紡ぐミュージカル映画である。
「ドレミの歌」や「エーデルワイス」もこの映画の曲なんだよ。
小学生の時、音楽の授業でみんなで歌ったからよく知ってるわ
映画音楽も良いですが、この映画は景色が素晴らしいのです。早速ロケ地を調べてみました。
ザルツカンマーグートの湖水地方(Sankt Wolfgang im Salzkammergut)
レオポルツクロン宮殿(Hotel Schloss Leopoldskro)
ミラベル庭園(Mirabellgarten)
。ザルツブルグに宿をとってゆっくりめぐるツアーもありますし、ウィーンからの弾丸日帰りツアーもあります。是非参加してみたいですね。
ザッハトルテ ( 原題:Sachertorte )
監督 ティン・ロゴル
出演 マックス・ヒューバッヒャー、ミーヴ・メテルカ、クリスタ・シュタートラー他
公開 2022年
上映時間 112分
ジャンル コメディ、ドラマ、ロマンス
Amazon Primeで見ることが出来ます。まだ公開したばかりです。ドイツ語なので、日本語訳を見ながら必死に見ました。新しいウィーンの街並みが春夏秋冬味わえます。この映画を見ていると、本当に早くウィーンに行きたくなります。デパ地下でザッハトルテを買ってきて、生クリームを載せて、コーヒーを入れて、それから映画を見ることをお薦めします。見ていると絶対にザッハトルテが食べたくなりますので。もちろん、自分で作ってみるのもいいですね。
日本でザッハトルテが購入できるお店デメルのHPはこちらです。